今日の生活に、小さな「ときめき」をひとつ
「最近、毎日がちょっとマンネリ気味かな」と感じることはありませんか?
定年を迎えて時間に余裕が生まれたのに、何か物足りない――そんなとき、スマホの中に思わぬ出口があるかもしれません。
実は今、50代・60代を中心に「推し活(おしかつ)」という言葉が静かなブームになっています。好きな俳優、応援する職人、贔屓のスポーツ選手、はたまた近所のカフェのモーニング。「好きなもの」を持ち、それを写真や言葉で発信していくこと――それが「推し活」です。
知人から、こんな話を聞かせてもらいました。
「俳句が趣味の夫に、スマホで撮った写真と俳句を一緒に投稿できる『note(ノート)』というサービスをすすめてみたんです。最初は『誰が見るんだ』と言っていたのに、初めて見知らぬ方から『スキ(いいね)』をもらったとき、本当に嬉しそうで。それ以来、散歩のたびにカメラを持つようになりました。家族に見せるのとは違う、どこかの誰かに自分の作品を認めてもらう喜びが、こんなに大きいとは思っていなかった、と言っています。」
家族に「いいね」と言ってもらうのとは、また違う喜びがある。これは、実際に経験した人にしか分からない感覚です。
Instagramは今や50代での利用率が2人に1人を超えました。noteも、俳句・エッセイ・料理記録など「言葉と写真」で表現したい方に人気が広がっています。難しいと思っていたかもしれませんが、どちらも「好きな写真を飾る、ご近所に見せる」の延長線上に過ぎません。
「自分には無理」なんてことは、ありません。むしろ、人生経験が豊かなシニアこそ、発信する中身が一番面白いのです。

スマホで「好き」を発信する:2つの扉
① Instagram(インスタグラム)――写真で語る、今日の一枚
Instagramは「写真の日記帳」と思ってください。今日の朝ごはん、お気に入りの庭の花、散歩中に出会った猫――なんでも投稿できます。
スマホでの操作イメージ(難しくありません)
- カメラで写真を撮る
- Instagramを開いて、+マークを押す(「新しい投稿を作る」ボタン)
- 写真を選んで、一言コメントを書いて「投稿」
たったこれだけです。「フィルター」という機能を使えば、普通の写真がプロのように美しく仕上がります。画面を1本の指でなでるだけで色合いが変わる――それだけで、自分だけの「作品」が完成します。

旅行が好きなら「旅の記録」、料理が得意なら「今日の一皿」、和菓子が好きなら「全国の和菓子めぐり」……テーマを決めると、同じ趣味を持つ人たちが自然と集まってきます。たとえば、あなたが好きな地方の名所を投稿すると、「私もあそこ行きました!」とコメントが届くことも。画面の向こうに、見知らぬ友人ができる感覚は、実際に体験してみると本当に嬉しいものです。
② note(ノート)――言葉と写真で綴る、私の世界
noteは、日本生まれの「自分の作品を気軽に発信できる」プラットフォームです。Instagramが「写真メイン」なのに対し、noteは文章・詩・俳句・エッセイを中心に発信したい方にぴったりです。
- 写真と俳句を一緒に載せる「写真俳句」の投稿が増えています
- 「スキ」ボタンを押してもらうことで、家族以外の読者との静かなつながりが生まれます
- 難しいデザインは不要。文章を書いて、写真を1枚添えるだけで完成します
先ほどの知人のご主人のように、趣味として積み上げてきた俳句・短歌・エッセイ・料理記録……シニア世代が長年かけて磨いてきたものこそ、noteに輝く題材になります。「自分の言葉を世に出すなんて」と思っていた方ほど、初めて「スキ」をもらったときの感動は格別です。
③ 動画でもっと伝わる:アプリで「ミニ映像作家」に
写真や文章だけでなく、短い動画も投稿できます。「CapCut(キャップカット)」という無料のアプリを使えば、撮った動画に音楽やテロップ(字幕)をつけて、まるでテレビのような作品が作れます。旅行の思い出、孫の成長記録……10秒や30秒の短い動画でも、見た人の心に残ります。最初は「写真1枚から」で十分。慣れてきたら、動画に挑戦してみてください。
④ AI(人工知能)を「文章の助手」に使う手も
「投稿の文章を考えるのが難しい」という方には、ChatGPT(チャットGPT) という無料のAIアプリが便利です。「今日、金閣寺に行って感動しました。一言コメントを考えてください」と打ち込むだけで、気の利いた文章を提案してくれます。最終的に自分で少し手直しすればOKです。「AIに手伝ってもらって投稿する」のは、恥ずかしいことでも何でもありません。
安全に楽しむための3つのポイント
新しいことを始めるとき、「個人情報が漏れないか心配」という声をよく聞きます。その心配、大切にしてください。以下の点を守れば、安心して楽しめます。
✅ ポイント① アプリは「公式のもの」だけ使う
App Store(アップルの方)やGoogle Playストア(アンドロイドの方)から、正規のアプリをインストールしましょう。知らないサイトから「ダウンロードしてください」と言われても、応じないこと。
✅ ポイント② 本名・住所・電話番号は書かない
プロフィールはニックネームで十分です。「趣味で俳句と写真を投稿しています」という一言で、どこの誰かを明かす必要はまったくありません。
✅ ポイント③ 怪しいメッセージは無視、困ったら家族に相談
「あなたのアカウントに問題があります」というメッセージが届いたら、一旦スマホを置いて、お子さんや信頼できる人に見せてから判断してください。焦らないことが一番の防御です。

まとめ:今日からできる「小さな一歩」
むずかしいことは何もありません。今日から始められる最初の一歩は、どちらか好きな方からどうぞ。
📷 「スマホで1枚、今日きれいだと思ったものを撮ってみる」(Instagram向き)
✍️ 「好きな言葉や短い一句を、メモアプリに書いてみる」(note向き)
それだけでいい。
写真が撮れたら、次はInstagramにアップしてみる。一句できたら、noteに載せてみる。文章が思いつかなければ「きれいだな、と思って」の一言でも十分です。
先ほどのご主人のように、ある日突然「スキ」や「いいね」が届いたとき――その小さな通知が、生活に確かな彩りをもたらします。「推し」は探すものではなく、気づいたらそばにいるもの。あなたの日常の中に、もうきっとあるはずです。
家族の皆さんへ:サポートのヒント
シニアの親御さんが新しいことに挑戦しようとしているとき、子ども世代にできる最大のサポートは「ちょっと一緒に触ってみる時間」を作ることです。
- 「noteのアカウント、一緒に作ってみようか」
- 「最近投稿したの?見せてよ」
この一言が、親の挑戦の後押しになります。うまくいかなくても「難しいよね、一緒に調べよう」と寄り添う姿勢が大切です。
スマホを通じて親が新しい仲間や表現の場を見つけたとき、それは親自身の自信と生きがいにつながります。「推し」の話題や、投稿した作品の話で親子の会話が弾む日も、きっとやってきます。
デジタルは、世代をつなぐ架け橋にもなれる。
ぜひ、一緒に楽しんでみてください。
このブログ記事は、シニア世代のデジタルライフ応援を目的に作成しています。アプリの利用は公式サービスをご利用ください。


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