前回の記事では、AIと一緒に旅のしおりを作った話を書きました。今回は、今回の旅の主役ともいえる「大人の休日倶楽部パス」について、実際に使ってみて分かったことをまとめたいと思います。
大人の休日倶楽部パスってどんなきっぷ?
「大人の休日倶楽部」は、50歳から入会できるJR東日本の会員制サービスです。会員区分は年齢によって分かれていて、50〜64歳は「ミドル」、65歳以上は「ジパング」。我が家は私(50代)がミドル会員、夫(65歳以上)がジパング会員と、夫婦で区分が違いました。
この会員になると、年に数回、決まった期間だけ発売される「大人の休日倶楽部パス」というお得なきっぷが利用できます。新幹線を含むJR東日本エリアが連続5日間乗り放題になるという、かなり太っ腹なきっぷです。2026年度は普通車がえきねっと価格で20,000円ほど。ちなみに今回の旅行期間(7月1日〜4日)は、ちょうど2026年度第1回の利用期間(6月22日〜7月4日)にぴったり収まっていました。
パスが使える交通機関・使えない交通機関
ここが今回、一番「なるほど」と思ったポイントです。パスは「JR東日本エリアなら何でも乗り放題」というイメージを持っていたのですが、実際には対象・対象外がはっきり分かれていました。
- 対象:新幹線(盛岡↔新青森)、JR八戸線
- 対象外:おいらせ号・みずうみ号(JRバス東北)、106急行バス(岩手県交通)
今回の旅程では、十和田湖・奥入瀬渓谷を巡るバスや、盛岡から宮古への急行バスは、実はパスの対象外でした。地方の私鉄・バス会社が運行している路線は対象にならないケースが多いようなので、パス任せにせず「これはJRなのか、それとも別の会社なのか」を旅程作成の段階で確認しておくことが大事だと感じました。
予約は「えきねっと」で。ちょっとしたつまずきも
新幹線の指定席やパスの予約は、JR東日本の予約サイト「えきねっと」を使いました。前回の記事にも書きましたが、「えきねっとID」から「JRE ID」への切り替えで少し戸惑ったものの、AIに教えてもらいながら無事にログイン・予約できました。
発券は駅の窓口ではなく、自動発券機で
予約が終わったら、実際のきっぷは駅で発券する必要があります。「わざわざ駅に行かないといけないのか」と少し手間に感じたのですが、実際に行ってみると、混みがちな「みどりの窓口」に並ぶ必要はなく、自動発券機で数分の操作をするだけで発券できました。この点は思っていたよりずっと楽でした。
パス会員だからこそのちょっとした特典も
大人の休日倶楽部パスを提示すると、駅ナカのお店で割引や特典を受けられることも今回知りました。
- 盛岡駅で南部せんべいを買ったら10%OFF
- 新青森駅でお昼ご飯を食べたら、りんごジュースが無料でついてきた
- 新青森駅でりんごパイを買ったら、1,500円以上の購入でアップルパイがおまけでついてきた
きっぷとしてお得なだけでなく、こうした小さな特典も旅の楽しみのひとつになりました。
実際どれくらいお得だったの?
一番気になるのは「結局いくら得したの?」というところですよね。今回の旅程で使った新幹線とJR八戸線の区間で比較してみました。
| 区間 | 通常の運賃・料金(目安) |
|---|---|
| 大宮→盛岡(はやぶさ指定席) | 14,250円 |
| 新青森→大宮(はやぶさ指定席) | 17,370円 |
| 久慈→鮫(JR八戸線) | 約990円(概算) |
| 鮫→本八戸(JR八戸線) | 210円 |
| 本八戸→八戸(JR八戸線) | 200円 |
| 合計 | 約33,020円 |
これに対して、大人の休日倶楽部パスは1人20,000円ほど(2026年度・普通車・えきねっと価格)。新幹線とJR八戸線の利用分を合わせると、1人あたり約13,000円もお得だった計算になります。夫婦2人分で考えると、2万6千円以上の差になりました。
「50歳から」という年齢条件はありますが、条件に当てはまる方には本当におすすめしたいきっぷだと感じました。
まとめ
大人の休日倶楽部パスを実際に使ってみて、率直に「もっと早く知っていればよかった」と思いました。
新幹線を含む交通費が、1人あたり1万円以上お得になったのはもちろんですが、それだけでなく、駅ナカのお店での小さな割引や特典も、旅の道中を楽しくしてくれるおまけになりました。
一方で、「JR東日本エリアなら何でも乗り放題」というわけではなく、地方のバス会社が運行する路線は対象外になるなど、事前に確認しておかないと当日慌てる落とし穴もありました。パスを最大限に活用するには、「どこがJRで、どこがそうでないか」を旅程作成の段階でしっかり見極めておくことが大切だと感じました。
50歳から入会できる会員制のきっぷなので、条件に当てはまる方には自信を持っておすすめしたい制度です。次回は、いよいよ旅行当日の様子をレポートしたいと思います。浄土ヶ浜での早朝散策や、旅先で感じたちょっとした出来事も含めて綴っていきます。

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